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上海からの強者は語る、「ZIZAIをキャラクター達の家のような存在にしたい!」

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こんにちは、ZIZAI人事の倉田です!

1月に入社したおっさんにインタビューをしてきました!



VR事業部配属。
レコード会社、動画共有サイト、芸能プロダクション、上海駐在を経て2019/1 DUO(現ZIZAI)入社。
音楽業界では地方営業、関東宣伝、アーティスト担当、原盤制作、コンサート主催を担当、
動画サイトではサイトサービス企画、イベント主催、前職の経験からレーベル運営、作家マネジメント、コンサート制作に加え法務を担当。
芸能プロダクションでは製作委員会、デジタルコンテンツ企画、海外施策を。
上海ではVICON、MVNなどのモーションキャプチャーとunityを活用して3DCGのテクニカルエンタテインメントの技術企画実施運用を行う。
おっさんは顔出しNGなので、このお顔はAIが自動生成しました。

音楽、動画、ライセンス、プロダクション、海外を経てZIZAIへ。

レコード会社では、入社早々宣伝部配属となり、関東ローカル圏の各メディアのプロモーションを担当していました。
ひたすらにCDを数百枚手提げ袋にいれて番組ディレクターや編成の方々とお会いして発売日前後での出演交渉やCDやPVのOAをお願いしに行ったりしていました。
社会人経験はこれが初めてだったので、わからない中で無駄な行動をし続けたりお金もないし深夜番組があったりもして帰るのが朝になることもしばしばでした。最初はとにかく孤独だったのですが、その後他社のプロモーターさん等にお世話になり始めてからはとても楽しく過ごさせて頂きました。後に音楽モバイル配信サイトからのお声がけを頂いた事をきっかけに転職しました。

転職したら立場が完全に逆になり、レコード会社にいた人間(私)がレコード会社の担当さんから営業を受ける日々になりました。多数の楽曲を聴く機会に恵まれてTVCMへの楽曲使用や音楽出版、共同原盤や原盤出資、イベント制作等を経験しました。
当時、モバイル音楽配信はめちゃくちゃ景気が良くて。赤ペンで線を引くだけで数千万の広告宣伝費の請求書が代理店送られてくる経験をしたり(笑)、配信番組に出演させて頂いたりもしましたね

モバイル事業から動画サイト事業へ異動が転機となる


この会社で大きな出会いと転機がありました。
某動画サイトでボーカロイドに一気に火がついたことで、モバイル事業から動画サイト事業へ異動となりました。今までお付き合いのなかった業界の方とやりとりすることになり、人生が大きく変わった気がします。
ボカロPさんらとやりとりさせて頂いたり一緒に楽曲を作ったり、ゲーム会社さんとコミュニケーションを取らせて頂いてタイアップやキャンペーンなどをやったり。しれっとボカロPさんと一緒にステージで楽器演奏したりもしてました。
なぜかレコード会社にいた時にできなかったゴールドディスク(累計出荷10万枚以上)のプロデューサーになれたりもしました。

その後、実際にコンサート主催をさせて頂くチャンスが巡ってきたのですが、その当時はその会社では主催をすることができない事情がありました。私はどうしてもコンサートをやりたかったので、転職を決意し、ご縁のあった会社さんへ相談しようと思い立ちました。そうしたら、当時資本関係が全くないけど将来グループ化する会社があるから、ということでその会社へ転籍させて頂いて無事コンサート主催をさせて頂くことになり。

が、それなりに大炎上しまして…
私自身至らないことは自覚していたものの、火の手が上がると燃えないものもよく燃える…
ファンの方やライセンサー、関係者の皆さんからセカンドチャンスを頂いてゼロから作り直し、なんとかリベンジを果たせたかな…と個人的に思いつつコンサートを何回かさせて頂きました。
この時にライブDVDやBlu-rayも初めてゼロから作りました。
レーベルプロデューサーやディレクターとしての経験はあったのですが、コンサートとレーベルのプロデューサーが同一人物、というのは初めて経験しました。
印税処理から二次使用料、版権処理なども一般的なスキームでは対応できない業者さんもあり、本当に大変でした。がとても充実はしていましたし、この時経験した舞台、音響、映像、同期、マニピュレータ、3Dモデリング、リグ、シミュレーション、映像音声収録、ミックスなどは今でも活かせていると思います。

ここでも多くの方と知り合う機会がありまして、放送、芸能、映画館、海外、楽器屋さん、海外エージェントさん、特に台湾、香港、中国、シンガポールなどの中国語圏の方とはいまでもよく連絡取っていたりします。

実は私、このタイミングが人生初の海外経験だったのです。まともに旅行もしたことがない人間でして(笑)。

コンサート案件のために初めてLA(ロサンゼルス)に行ったのですが、高校でサボった英語スキルではとてもネイティブの皆さんの発音にはついていけず、ひーひー言いながらLAX(ロサンゼルス国際空港)の手荷物検査でステージスタッフや空港の通関のコワモテのおじさんにご迷惑をおかけし、やっとの思いでホテルにチェックイン...と思ったら、今度は部屋の鍵が開かない。ホテルのフロントに通訳さんが待機してくださっているはずだったんですけど、同じタイミングでお部屋に行ってしまっていたらしく自力のカタカナ英語で部屋のドアが開かないよ、と伝えて新しい鍵をもらったもののまた開かず。
若干ムスッとした空気を出してカタカナ英語でまた開かないぞコノヤロウ的なことを言って、また新しい鍵をもらったんですけど、今度は別の部屋だと。いい部屋だと。
よし、それなら許してやらんこともない。ルンルン気分でかなり高層階に上がって鍵入れたら開いたんですよ。やっと。3度目にして。開いたやったー!と思ったら中に人がいまして。というか開けて少し歩くとベッドがあったんですけど、スナイパー?みたいななんというか、両手で構えて発射するタイプの猟銃みたいなのが転がってまして。
さらにその奥にもう一部屋とお風呂場みたいなレイアウトで、まさかのシャワー浴びてる人がいたっていう…
その日はずっとお腹痛かった。あと思いの外LAは遅くまで明るかったくらいしか思い出がないです。現場でiPhone落とすし散々でした。
そうこうしているうちに動画サイト在籍時代に大変お世話になった方からのお声がけを頂いて芸能プロダクションへ移り、アニメ製作委員会を経験させて頂いたり、3DCG・ARをやってみたり、海外案件に混ぜて頂いたり。そこで前職の上海の会社の方と出会いまして上海に行きました。


上海でも今までキャリアで経験させて頂いた業務をそのまま実施するだけというミッションだったのですが、言葉が通じない、現地スタッフにはテクニカルスキルがない!もっというと、やる気はめちゃくちゃあるけどパソコンの起動の仕方がわからない!と笑顔で言ってくる人たちの集まり、みたいなところからスタートしました。中国の当時のエンタメは本当にベンチャーだったし、それがあって今があるんだなと振り返ってみて思います。
中国語はいまでも勉強中ですが、当時はまるで勉強もせずそのまま上海へ行ってしまったのでちょっとだけ苦労しました。
現地のことは住まないと見えないというか、金銭感覚や異文化に対する考え方、ツール、とにかくホーム&アウェイの感覚やビジネスチャンスはここで多く勉強させてもらったなあと思います。
ですが、私がいたその会社が別の会社に買収されてしまうことになりまして。そんな時にDUOと出会いました。
めちゃくちゃゆるく代表と顔合わせしただけで入れて頂けると回答をもらいました。(#DUOあるある)その流れで上海から東京への引っ越しを手配しました。

IP・キャラクター達の家になっていって欲しい

ZIZAIは良くも悪くもベンチャー。
何してもOKなのかと思いきや制限がある(一般企業では当然の話)。

ですが、私が思うベンチャーの醍醐味のひとつである「スピード感」を無くさずに且つ時間の許す範囲での「ベターではなくベストを狙いに行く感じ」は私が経験、実施してきたことと似ている部分が多くある会社だと思いますし会社にいながらベンチャーするみたいな感覚を日々感じて仕事をしています。

私に与えられた業務内容は正直よくわかっていません。基本的にはオープンポジションなのかなと勝手に思って仕事をしています。音楽映像の原盤制作、コンサートやイベント制作、海外コーディネート、各種ライセンスが仕事っぽい感じが最近は強いです。

現在のZIZAIはIPの主(あるじ)として存在している印象があるのですが、そうではなく、IP・キャラクター達の家になっていって欲しいと思っています。財産権としてIPは会社のものではあるかもしれませんが、キャラクターのアイデンティティや魂は一人の人として会社が理解して接していくことで、結果会社もキャラクター達も成長できるのではないかと思って働いています。ZIZAIにいると安心する、そんな風に思ってもらえる居場所の様な存在になれたらいいなと思います。

とはいえまだまだ新参者。

まずは様々な姿勢を見てもらうところからスタートしようと思っていますし、半年とか一年経った頃に私が入って会社が変わった、といろんな人に言って頂けるように頑張りたいと思います。

スピード感を大事に、重要な選択をその場の空気や流れ以外の要素と自身の判断で結論を出せる会社にしたいと思います。

そして…私が25,6歳の頃よりもみんなすごい。負けない様に頑張ります。

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