こんにちは。
今回はVR事業部営業マネージャー・蓑輪のインタビューです。
2018年6月、大手広告代理店からDUO(現ZIZAI)に入社した蓑輪。大企業の安定を捨てて入社を決めた理由、入社からの怒涛の半年間、そして今後の展望を伺いました。
ZIZAIに入社するまでのキャリアを教えてください
ー高校卒業後、ベンチャー企業に入社。2社目で大手広告代理店へ
高校卒業後、Web系のベンチャー企業に営業として入社しました。2年間、社会人としての基礎から仕事の進め方を叩き込まれましたね。
そこで働いてる時、とある飲み会で大手広告代理店に勤めている方と知り合って意気投合し、その後よく会って一緒に飲むうちに代理店の偉い方を紹介してもらえて。その縁がきっかけでその広告代理店に入社することになったんです。
そこでは営業職として、企業広告のプランニングやクリエイティブを取り仕切っていました。クライアントの業界はさまざまで、ファッションやアミューズメント、生活用品等、中には政治が絡む複雑なクライアントも担当しました。短い期間でいろんな仕事をさせてもらえましたね。
入社を決めた理由は何ですか?
ー「サイバーエージェントやDMMを越えよう!」と語る同世代の一助になりたかった
ZIZAIとの出会いは偶然でした。代理店に勤務していた頃、五反田で友人とルームシェアをしていたのですが、その友人から紹介されたのがVR事業部マネージャー・荒木でした。驚いたことに、荒木と僕の友人は中学高校の同級生だったんです。
友人から「五反田に住み始める友達がいるから、一緒に飲む?」と誘われて、荒木と友人と僕の3人で飲むことに。その後、代表・塚本とも知り合って意気投合し、塚本とは月に3〜4回飲む仲になったんです。
仲良くなってくると、どんどん彼らからのアプローチが激しくなってきました(笑)。でも、情熱的に誘ってくれる彼らに心動かされる自分もいたんです。そして、これからのキャリアを考えました。代理店に長くいれば、昇進や他の大手代理店に転職することも可能でしょう。しかし、今後も「広告業界に携わっていたい」という思いは強くありませんでした。
一方で、同年代の塚本や荒木たちは「サイバーエージェントやDMMを越えよう!」と熱い思いを語っていて。自然と、僕も彼らの一助になれたら嬉しいと思ったんです。また、1社目でベンチャー、2社目で広告代理店を経験し、自分のスキルを活かせる自信もありました。そして、入社を決意。2018年6月にDUO(現ZIZAI)へ入社することになりました。
入社してから現在までどんな仕事をしてきましたか?
ーVR事業部のIP・タレントビジネスをゼロから立ち上げた。
入社してまず感じたことは、危機感でした。それまでZIZAIには営業担当がおらず、外部とゴリゴリやり取りしている人がいなかったんです。入社してからの半年間は、外回りに加えて、VR事業部のIPビジネス、タレントビジネスをゼロから作り上げました。本当に余裕がない半年だったので、何をしていたか思い出せないくらい働きました(笑)。
営業でいま一番注力しているプロジェクトが、日本最高峰の自動車レース『SUPER GT』とミライアカリのタイアップです。これは、ミライアカリがカラーリングされた“痛車”で、次年度の『SUPER GT』に参戦するというものです。本プロジェクトでは何億円もの大金が動きます。運営元のパートナーと提携して、今はスポンサー集めの段階から共同して行なっています。
このプロジェクトが実現できたのは、パートナーがバーチャルYouTuberビジネスの可能性に気づいてくれたからだと思います。バーチャルYouTuberは「キャラクター」「タレント」の2軸でマネタイズできます。
まず、キャラクターとしてグッズ収益が可能です。キャラクターのIPを利用すればさまざまな分野に横展開が可能なため、幅広いマネタイズが考えられます。
そして、タレントとしての無限の可能性があります。例えば先日はミライアカリが東京ゲームショウの公式キャスターを務めました。今後はネット番組の司会を担当したり、テレビ番組にバーチャルYouTuberが出演したりしてもおかしくない。そのようにタレント活動が広がると、キャラクターの側面も強くなり、相乗効果でグッズも売れていきます。
僕らはまだ世界で前例のない、素晴らしいものを作っています。バーチャルYouTuberが評価されるように、世間の人たちが驚くことをどんどん仕掛けていきます。
一緒に働いているVR事業部のメンバーはどんな方ですか?
ー本当にいい人しかいない。彼らを裏切ることは絶対にできない
最初は僕1人だった営業メンバーも、現在は3人体制となっています。メンバー同士、お互いを尊重しながら仕事をしていますね。中には僕より社会人経験豊富なベテランの方もいます。
年齢は異なりますが、「上司」「部下」といった上下関係というより、もっとフラットな関係です。僕がメンバーに業務を教えたら「どういたしまして」と言って、僕がメンバーに教わることがあったら「ありがとうございます」と言う。メンバー間、とても信頼しあって仕事をしています。僕はいままで、社員同士は仲良くなれないものだと思っていたのですが、ZIZAIに入社してその考えが180度変わりましたね(笑)。
あと、社員全員が口を揃えて「ZIZAIには悪い人が一人もいない」と言っています。みんな真面目だし、すごい素直。マネージャーという立場の人間として、メンバーのことは絶対に裏切れないですね。会社やチームに良い影響をもたらすように仕事しよう、そう思える環境です。
現段階で感じる組織の課題はありますか?
ーミッションの共通認識を徹底している限り、大きな問題はこの先も起こり得ない
ZIZAIは急拡大している段階です。今のフェーズならではの“成長痛”を感じることはありますね。例えば、組織内の手がける領域が広くなりすぎて、報告が漏れることが多少起こっています。
また、ZIZAIは営業の領域が非常に広範で簡単ではありません。自動車レースプロジェクトの進行もあれば、各クライアントとのやり取り、グッズ展開、イベントの企画も手がけています。仕事を進めることはもちろんですが、課題を見つけたら1秒でも早く改善するようにしています。
ただ、今のところ営業の大きな課題はありません。なぜなら、僕らはミッションの共通認識を徹底しているからです。営業のミッションは「ミライアカリを広く、世間に正当に評価してもらう」こと。その共通認識があれば、判断軸がブレません。ミッションの共通認識を徹底している限り、大きな問題はこの先も起こり得ないと思います。
今後の展望について教えてください
ーバーチャルYouTuber業界に感じる危機感。キャラクターのプロデュースにチャレンジしたい
まずは、これから本格始動する『SUPER GT』等の大きなプロジェクトを通してミライアカリを知ってもらう。そしてバーチャルYouTuber事務所『ENTUM』を有名にし、最終的にZIZAIを有名にしていきます。
なお現在、バーチャルYouTuberへの注目は急速に高まってきています。しかし、それは危うげな注目でもあると思っていて。「この業界は本当に存続するのか?」と、僕らは常に危機感を持っているんです。だからこそ、今のうちに業界自体をしっかりと作らなければいけないと思っています。
また、この業界の中で僕が特にチャレンジしたいのがキャラクターのプロデュースです。世の中にはいろんなキャラクターが存在し、すでにさまざまな形のプロデュースがされています。でも現状のやり方が正しいかは、非常に疑問視していて。更に良いプロデュース法を見つけるために、研究やヒアリングを重ねている最中です。
営業の僕らはそのような取り組みを通じ、ミライアカリをより良い方向に導いていくのがミッションです。ZIZAIは素晴らしいものを作り上げています。バーチャルYouTuberの中でミライアカリは絶対に1位を取れると、僕らは信じています。
事業を推し進める上で、どんな人に入社してきてほしいですか?
ー素直な人柄は大前提。その上で「やんちゃな人」と仕事したい
大前提として素直な人です。良い意見には「良い」と言えて、悪い意見には「悪い」と言える。間違ってたら「ごめんなさい」、教わったら「ありがとう」と言える人。
その上で、僕は「やんちゃな人」と仕事がしたいです。新しいことを熱意を持ってやりたがっていて、それを社会のニーズとマッチさせられる人。そんな人と一緒に仕事できたら楽しいなと思います。代表の塚本はまさにそのタイプなんですよね。
でも塚本が頂上ではなくて、凄い人はまだまだいると思います。僕自身も彼を越えられると思っていて。同い年の塚本とは「俺の方がスゴイ」とお互い言い合ってます(笑)。その中に入って一緒にゴリゴリ仕事できる人がいたらなと。
面白い発想を社会のニーズに合わせられる人、新しい風を吹き込んでくれる人にぜひ入社してきてほしいです。